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OB選手の公開です。
斎藤隆(さいとう たかし)
投手・右投左打
※プロ年数・年齢は、MLB移籍1年目の2006年当時の設定にしました。
成長タイプ『超晩成』
記事内INDEX
MLBに名前を刻んだ日本人クローザー
横浜ベイスターズで優勝・日本一に貢献した98年から7年後の2005年、「たった一度でもいいからメジャーで投げたい」と家族を説得し、メジャーリーグに挑戦。
2006年2月にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、同年4月にメジャー昇格を果たします。
斎藤選手の武器である鋭いスライダーがMLBのストライクゾーンに有効で、日本では苦手としていた左打者にもバックドア(外角ボールゾーンからストライクゾーンに変化する球)を効果的に使うことで優位に対戦できる様になりました。
球速も大幅にアップし、平均球速150km/h・MAX159km/hを記録する怪物ぶりで、監督から「斎藤をクローザーに持つということは、銀行に貯金がたくさんあることと同じ。」と絶賛されました。
初セーブ機会からの救援成功率MLB歴代1位を記録する等、日本人メジャーリーガー史上でも屈指の名選手だと思います。
経歴
東北高等学校-東北福祉大学
1991年ドラフト1位
横浜大洋ホエールズ
横浜ベイスターズ (1992-2005)
ロサンゼルス・ドジャース (2006-2008)
ボストン・レッドソックス (2009)
アトランタ・ブレーブス (2010)
ミルウォーキー・ブルワーズ (2011)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2012)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2013-2015)
成績
NPB通算
登板403(先発208) 1575.0回
防御率3.75 91勝 81敗 55S 14H
奪三振1331(率7.61) 四球457(率2.61) 死球67 暴投28 被本塁打179(率1.02)
被安打1498 失点715 自責点657 whip1.24
MLB通算(2006年~2012年)
登板338 338.0回
防御率2.34 21勝 15敗 84S 40H
奪三振400(率10.65) 四球108(率2.88) 死球14 暴投9 被本塁打25(率0.67)
被安打250 失点99 自責点88 whip1.06
2007年度
登板63 64回1/3
防御率1.40 2勝 1敗 39S 1H
奪三振78(率10.91) 四球13(率1.82) 死球3 暴投0 被本塁打5(率0.70)
被安打33 失点10 自責点10 whip0.72
能力
※主に2007年度の成績を参考にしました。
対ピンチB 打たれ強さB
LOB% 92.86%
対左打者B
MLB移籍後は左打者と優位に対戦できる様になったので。
怪童 重い球
2010年の速球についての指標
被ウェルヒット率.139(両リーグ3位)
奪空振率33.5%(両リーグ1位)
※被ウェルヒット率:アウトやヒットにかかわらず相手打者に良い当たりを打たれた率
回復A
シーズン63試合登板
調子安定
whip(2007年0.72 MLB通算1.06)
キレ〇 リリース〇
スライダーが絶対的な武器だった事から。
奪三振
奪三振率(2007年10.91 MLB通算10.65)
威圧感
2007年敬遠0回
ムード〇
MLBでクローザーとして活躍していた2006年、チームが地区優勝を争う相手との直接対決。9回表に救援登板した斎藤選手は3失点を喫してしまったのですが、ベンチに戻り悔し泣きをしていた時、チームメイトが「お前がいたからここまで来れたんだ」「俺達が点を取ってやるから見てろ」と斎藤選手を励まします。
そして9回裏、4番打者からの四者連続本塁打で同点に追い付き、延長10回裏にノマー・ガルシアパーラ選手がサヨナラ2ランホームランを放つ神懸かりな勝利。ノマー選手は以前にもサヨナラ満塁本塁打を放ち斎藤選手に白星を付けた事がありました。
斎藤選手曰く「絶対に忘れられない大切な試合」だそうです。
顔設定
以上です。長い記事に最後までお付き合い頂きまして、
ありがとうございました。